C'mon everybody

R&Bやジャズの多いFalloutでは珍しいロックンロール全盛期の曲。
同じく1950年代を舞台にしたマフィア2では主人公ヴィットリオ・スカレッタことヴィトがムショから出所し、友人ジョー・バルバロに合いに行く道中で流れる。このゲームは悲惨な移民として生きてきたヴィトの人生をプロローグでおさらいしプレイはヴィトが徴兵されシチリアで戦ってる時から始まり、45年の冬に思いもよらぬことで名誉除隊し帰国してから物語が動き出すのだが戦時下の鬱屈した冬の東海岸…工場からB-17が飛び立ち、ラジオのニュースはカミカゼやら戦地の悲惨な様子を伝え不況で店を閉める人がいて配給が敷かれている場面からろくでもないムショぐらしを経て明るいシャバへと出る感覚をプレーヤーも味わう。この曲が流れたときは自然と気分が晴れる。未来に期待を寄せてしまうだろう…
せっかくなので訳を書いて筆を置きたい。
C'mon Everybody

1:皆、俺の家に来て今晩はつるもうぜ
ジーンズにいくらか入ってるしキチンと使い道も決めてんだ
宿題は一週間分全部やり終えて、俺の家族は皆どっか出掛けて家は空っぽ
なあ皆俺んちに来いよ！

2:俺にとっちゃアイツが一番の女だけども、今だけは3、4番の娘とも踊りたいね
それで家を揺らして裸足で床をひっぱたくみたいに踊り廻るんだ
音楽を聞いたらお前も座ってなんていられなくなるよ
お前の兄貴はノッてこなくてもお前の姉ちゃんはじっとしてらんないかもな
なあ皆で来いよ

3:パーティーはマジでやるつもりだけど見張りを外に立てなきゃな
もし家族が帰って来ちまったら俺ぁ外出禁止にされちまうかも…
1、2週間は映画なんか見に行けねぇし、いつものお前らとも遊び回ったり出来ないかも…
だけど、そんなこと知るか！皆俺の家に来やがれ！

…この歌の主人公は宿題はきっちりやるし、見張りを立ててパーティーがバレないように努力する妙なとこで気が小さいあたり根は真面目なんだろなと思うよね…

Wastelndersの第二弾トレーラーで流れていた楽曲。エディ・コクランが1958年に発表した楽曲。
先述した通りトレーラーにてBGMに用いられており印象に残ったレジデントも多いかもしれないが、どういうわけかアパラチアラジオには収録されていない。